母子家庭が部屋を借りて引っ越しをするためには、どれぐらいのお金がかかるのか、自分の経験をもとに計算してみました。
貯金があって、引っ越し後にも続けられる仕事がある場合や、引っ越し後にすぐに仕事をはじめられる場合は、あまりお金の心配はいらないのかもしれませんが、そうじゃないケースも多いと思います。
貯金があまりない。またはゼロ。
仕事は引っ越し後に探す。
こんな人もいますよね。それでも、どうしても部屋を探さなければいけない理由がある人も、いるんじゃないでしょうか。
私は、離婚して実家に帰っていますが、本当は2~3年ここに住ませてもらって、仕事をして、お金を貯めるのがいいだろうなと思っていたこともありました。
でも、このブログに書いているように、おもに父と、いろいろありまして…
親に迷惑をかけて肩身の狭い思いをして暮らすより、自分の力で生活した方がいいと思い、引っ越すことを決めました。
あまりお金をかけずに引っ越したい、と思って部屋探しをすると、どれぐらいお金がかかるのか、私の例をこの記事に書きます。
もくじ
今の収入
金額はざっくりです。
在宅の仕事・・・10~20万円(月によってちがう)
ファミレスでアルバイト・・・5万円(引っ越しのためやめます。引っ越し後に、また仕事を探します)
児童扶養手当、児童手当・・・約5万円
養育費・・・5万円
月はじめに振り込まれることになっている養育費。6月にやっと初めて振り込まれましたが、7月はまだです。
電話をすると、休みがなくて銀行に行けないとか、休みの日に車を借りられなかったとか、離婚前からあいかわらずの言い訳ばかりで、あてにできません。
部屋を借りるのにかかるお金
敷金、礼金各1カ月。
家賃55000円、管理費5000円、駐車場代5000円という築20年ほどのマンションです。
部屋の敷金 | 55,000 |
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部屋の礼金 | 55,000 |
部屋の仲介手数料 | 60,000 |
駐車場の敷金 | 5,000 |
駐車場の礼金 | 5,000 |
駐車場の仲介手数料 | 5,000 |
賃貸保証料 | 19,000 |
入居者向け保険 | 20,000 |
鍵交換費用 | 15,000 |
合計 | 239,000 |
このように、だいたい24万ぐらいかかりました。
その他に不動産屋に払う実際の初期費用としては、前家賃といって、1カ月分の家賃を契約時に先払いする必要があります。
部屋を借りる費用をもっと抑える方法
UR賃貸に入居する
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
UR賃貸は、以前は公団住宅という名前でした。国が運営しています。
一定以上の収入があることが条件ですが、保証人なしで入居することができます。
単身ではなく家族で、家賃82,500円以下の部屋に入居する場合は、家賃額の4倍以上の平均月収があることを、納税証明書などで証明する必要があります。
(50,000円の家賃のUR賃貸ならば、20万以上の平均月収があることを、納税証明書などで証明する必要がある。)
礼金や仲介手数料はかかりません。
公営住宅に入居する
公営住宅は、都道府県や市町村が運営しています。市営住宅、県営住宅、などと呼ばれる住宅のことです。
こちらはUR賃貸とは逆に、所得が一定以下で、住宅に困っている人が申し込むことができます。
家賃が収入に応じてかわるので、収入が低い場合は安い家賃で入居できます。
礼金や仲介手数料はかかりません。
ただし、公営住宅に入る場合も、入居前に敷金がかかります。風呂釜を自分で購入する必要があるところも。
自治体にもよりますが、申込後抽選があるところが多く、入居するためには運も必要なケースもあります。
母子家庭用の施設に入居する
母子生活支援施設、母子寮などといいます。
母子家庭で住宅に困っている方が入れる施設です。
引越しのための初期費用がないけど、どうしてもすぐに引っ越さなければならない事情がある、という方は、市区町村役場の福祉関係の窓口で相談してみるといいと思います。
おそらく一番費用がかからず、仕事を探して生活を立て直すための支援も受けやすいのがこの選択肢です。
家具や家電、生活用品を買うのにかかるお金

私は貯金も限られていますし、収入にも不安があるので、できるだけ費用をおさえたいと思いました。
離婚前に住んでいた家からは、洋服や仕事で使うものなど、最低限のものしか持たずに実家に引っ越しました。冷蔵庫や洗濯機など、持ってきて実家の物置小屋に置いておきたいと親に頼んだのですが、断られました。
離婚前の家は売りに出されて、家財道具は全部処分されました。もと夫は、寮がある会社に入社して働いているようです。
今回、実家から賃貸マンションに引っ越すにあたり、自分で買うものを決めた時に作った一覧表です。
小さくて見にくいですよね、すみません。タップするとすこし大きくなります。
結論。この世にニトリがあってよかった。
それを足して、洗濯機や冷蔵庫などの家電も入れて、15万円くらいにおさえました。
冷蔵庫と洗濯機を、中古の2点セットで39,800円(送料込み、消費税別)というのを買うことにしたんです。楽天に、中古の家電を扱うお店がいくつかあるんですよね。
普通に家電ショップで新品を買おうとしたら、安くてもそれぞれ5万ぐらいはかかりますから、助かります。
1人暮らし用サイズということですが、しょうがないです。
ちゃんと使えるといいですが、ちょっと不安です。どんなの届くのかな。届いたら、またレポートしようかと思ってます。
あとニトリのおかげで、思ったよりいろいろ揃えられますね。鍋も2つ買っちゃいましたよ。
ニトリって、家具はそんなに安くもないみたいな気がしたんですけど、鍋とフライパンのセット1,990円とか、包丁やキッチンツールセット999円とかが、ありがたすぎる。
室内物干しも、5,000円はかかるだろうと思ったら1,000円ちょっとで買えるんですよ。
それから、最近はリサイクルショップを見に行っています。離婚する前は、あまりリサイクルショップを利用したことがなかったんですが、見てみると、まだまだ使えそうなものが、すごく安く売られていてうれしくなってしまいます。
とにかく全部、一番安いものを選びました。貯金を減らすのが怖くてしょうがないので。
前の家にあった冷蔵庫や洗濯機、そして家具を思い出すと泣きそうになります。そんなにいいものを持っていたわけではないけど、結婚してから少しずつ買ってきた家具や家電が、それなりに揃っていたので。
でも、自分はこれでいいんです。
子供には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
彼が失ったものを、少しでも取り戻してあげられるだろうか…
その他に必要なもの
- 引越し費用・・・持ち物はあまりないし、自分の車で2回往復ぐらいして運ぶのでガソリン代だけ。
- 子供が新しい学校で使うもの・・・制服や体育着、上履き、学校指定のバッグなど。
- インターネット工事費・・・今の実家に導入したネットを、引っ越し先で使えないので、解約手数料と機器の代金の残額で2万5千円ぐらいかかります。
これらを合わせて15万ぐらいかかるのかなと思っています。
全部でいくらかかるか。そしていくら残るか
ここまでで、23+15+15=53万円。
その後の生活費は、月約20万ぐらいかかると計算しています。
収入は、さっきも書いたように、在宅の仕事が、少ない月で10万はあるとして、児童扶養手当と児童手当、養育費で…
仕事がしばらく見つからなくても毎月20万以上の収入はあるし、貯金も少しは残るし、仕事もがんばって探すから大丈夫という、いちおうの計算なんですが。
ふう…怖いなあ。