離婚するかもしれないと思っている人にとって、気になるのは、離婚後にはいくら生活費がかかるのかということだと思います。
今仕事をしていて十分に収入があって、貯金もあるなど、お金の心配がいらない人ならいいんですが、これから仕事を探す、という人もいるでしょう。
私が実際、いま毎月いくらぐらいの生活費で暮らしているのかをご紹介し、次に、もっと節約した場合、最低いくらあれば生活できるのかを考えてみたいと思います。
もくじ
離婚後の生活費の実例
賃貸マンションに住み、軽自動車所有、中学生の子供が1人いるひとり親家庭です。
概算で書いているところもありますが、生活費は、だいたいこんな感じです。
このほかにかかるもの
- 税金(車、住民税、所得税、国民健康保険料)
- 子供が学校や習い事で使うもの、服、靴、バッグ等
- 帰省などの費用(行くとしたら)
- 車の整備費用(洗車、車検、タイヤ、オイル交換、修理等)
- 誕生日やクリスマスに何かやるとしたらその費用
- 冬季に灯油代
- 冠婚葬祭に出席する場合はその費用
- 医療費(ひとり親家庭の子供の医療費は無料となるケースも。親も無料という自治体もある)
- 賃貸マンションの保険料
家庭によってはこういったお金がかかる場合も
- 就学援助を受けられない所得がある方は給食費等
- 保育所などの料金
- 高校、大学の費用
- 塾や通信教育の費用
- 借金がある場合は返済する費用
- お金がかかる趣味がある場合はその費用
- テレビがある場合は受信料
- お酒を飲む人は酒代
- 煙草を吸う人はたばこ代
- レジャー、旅行など
- 介護費用
この生活費で苦しいと感じているかどうか
このように、月約20万円、その他に年間で数十万円かかる、といううちの生活費です。年250万円ぐらいでしょうか。
自分で働いて得る収入の他、児童扶養手当、児童手当、そしてあてにできないものの一応養育費といった収入源があります。それで、この生活をしています。児童扶養手当は今は全額頂いていますが、おそらく次の更新で部分支給となるはずです。
贅沢はできませんが、今現在、苦しさはあまり感じていません。子供が飢えや寒さにおびえることなく、スポーツや勉強をがんばって、夢を持って生活できているので、ありがたいです。

もっと収入を増やして、そして支出も見直して、節約できるところはしていきたいと思っています。
ちなみに実家にいた時の生活費
以前にも書きましたが、実家にいた時はこれぐらいの生活費でした。
家賃 | 0 |
---|---|
光熱費 | 0 |
実家に入れるお金 | 30,000 |
食費 | 20,000 |
日用品 | 3,000 |
インターネット | 5,500 |
子どものスマホ | 3,000 |
私のスマホ | 8,000 |
国民年金 | 16,340 |
車の保険 | 3,000 |
ガソリン代 | 5,000 |
保険 | 4,000 |
副業にかかる経費 | 2,000 |
子供費 | 10,000 |
その他 | 10,000 |
合計約120,000円
この当時から、スマホを格安SIMに変えるなど、節約した費目もあれば、保険のように、増やした費目もあります。
もしもっと支出をおさえるとしたら最低いくらで生活できるか
離婚後に最低どれぐらいの収入があれば生活できるんだろう?と知りたい方もいると思います。
私の今の生活費から、さらに支出を減らすとしたらどうなるかを考えてみました。
支出を減らす方法【1】実家で暮らす
実家で暮らす場合は、家賃はかかりませんが、生活費や家事の分担は必要です。
実家暮らしで同居の家族の所得が高いと、児童扶養手当をもらえなくなる可能性があるので、そのあたりも考える必要があります。
実の親とはいっても、うちのように、出戻りをこころよく受け入れてもらえないこともあります。
支出を減らす方法【2】公営住宅で暮らす
公営住宅に住むという手もあります。
公営住宅は、家賃は所得によって決められます。所得と物件によっては、かなり家賃をおさえて暮らすことができるようです。
実家、公営住宅という選択肢を選ぶことが難しい場合は、母子生活支援施設について役所に相談するのがいいと思います。
支出を減らす方法【3】車を手放す
車があると、仕事を選べる幅が広がったり、子供の送り迎えなど、何かと便利なものです。
でも、車がある生活には、やっぱりお金がかかるんですよね。車を買う費用だけで考えてしまいがちですが、他にもこんな費用がかかります。
- 駐車スペースの料金
- 洗車、オイル交換、修理などの費用
- タイヤ代(冬は冬用のタイヤに交換が必要な地域も)
- 車検の費用
- ガソリン代
- 車の保険
私は古い軽自動車に乗っています。ローンは終わっていますが、それでもガソリン代を入れて年間20万はかかる感じですね。車検があるとさらに5万円前後、故障などがあれば修理代金もかかります。
今は通勤に使うので必要ですが、車を買い替える費用を貯められる気がしないので、先々は車を手放す日がくるかもしれません。
支出を減らす方法【4】できれば払い続けたいけど…
生命保険
生命保険は、満期返戻金があり、私が仕事をできなくなった時に月々の保険金ももらえる保険に、離婚後に入りました。
自分が働けなくなったり事故で死んだりしたら、子供がどうなるのか、本当に心配だったんですが、保険に入って少し安心しました。
だから払い続けたいのですが、収入が下がったら、やめなくてはいけなくなります。
国民年金
国民年金は、所得が低い場合は免除の申請をすることができます。私もできると言われましたが、今のところ払っています。これも、収入が今より下がるようだと、免除申請を検討しないといけないなと思っています。
支出を減らす方法【5】子供の教育費

スポーツの習い事
スイミングは、中3の夏休み前までは続けさせたいと思っています。これも収入が下がったらあきらめてもらうしかないですが…子供がせっかくがんばっているスポーツをやめさせたくはないです。
勉強
離婚する前に長くやっていた通信教育を、離婚後は続けられなくなりました。
通信教育を気に入ってがんばっていた子供には、本当に申し訳なかったんですが、今はかわりにスタディサプリというのをやっています。
スタティサプリは月額1,980円で5教科全部学べるので、塾は高すぎるけど子供に勉強させたい、と思っている家庭にはすごくおすすめですよ。
と思うかもしれませんが、これから制度が変わるかもしれないんです。
所得が低いけれど学びたいという意欲と目標がある子供が大学で学ぶ費用を、手厚く助成してくれる制度が始まる予定です。まだあくまでも予定なんですが。
この記事もぜひ読んでくださいね。
支出を減らすとこうなる
家賃2万にして、車を手放し、子供のスイミング、生命保険をやめて、国民年金を免除してもらうと、こんな感じです。
このほかに、年間20万ぐらいはかかるとして…このように、年150万ぐらいの支出で生活できるということでしょうか。
たぶん他の費目ももっと節約できそうな気もしますし、もし仕事が思うようにいかないとしても、なんとかなりそうな気がしてきました。
というわけで、うちの生活費と、もっと減らすとしたら…と考えた場合を書いてみました。
離婚を考えている方に、この記事が何か少しでもヒントになれば嬉しいです。