離婚後の女性の仕事について、知っておきたいすべてのことを詳しくまとめます。
離婚した方、離婚する予定の方、そして離婚するかもしれないと考えて仕事を探している方…
「どんな仕事があるの?」
「仕事をどうやって探すの?」
「ネットの求人サイトで仕事探しってどう?」
こんな疑問を持っているのではないでしょうか。
実際に私が離婚をして仕事を探しをした経験から、注意した方がいいと思うことや、心がまえなども書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
もくじ
離婚後の仕事の種類
離婚後の女性の仕事の種類はたくさんあります。
それまでの学歴、職歴、資格である程度絞られます。さらに、その人が持っている性格や体力といった資質に合わせて、仕事を選ぶことになります。
専門知識や特別な資格がいる仕事
医療、介護、教育、公務員、法曹、理美容など、専門知識や特別な資格が必要な仕事があります。
資格や職歴がある方は、それを生かした仕事を探すことをおすすめします。
ハローワークや、インターネットの求人情報サイトに登録をして、希望する条件に合った仕事を探しましょう。
資格や職歴がない人でも目指せる仕事
特に職歴や資格が必要のない仕事も多くあります。ただし、どんな仕事でも、その仕事をするにあたっての性格や体力面での向き、不向きがあります。
自分に向いている仕事か、興味を持てる仕事か、よく考えて仕事探しを始めましょう。
離婚後に特におすすめの仕事ベスト3
特に資格や職歴のない方が、離婚するにあたって急いで仕事を探さなくてはならない場合があります。
年齢が上がるにつれて、仕事を探すことはどうしても難しくなります。
そんな、ちょっと条件的には仕事を探すのが厳しい方でも、比較的採用されやすい職種があります。
- 生活するのに必要な収入を得られる
- 長く働き続けられる
こういう条件を満たして、社会的に必要度も高く、やりがいのある仕事がありますので、検討してみてはどうでしょうか。
おすすめの仕事No1!介護の仕事
採用されやすい | ★★★★★ |
---|---|
長く勤められる | ★★★★★ |
収入 | ★★★☆☆ |
indeedの調査による、介護職の日本での平均給与(2018/11)
- 時給: 1,271円
- 月給: 203,000円
介護の仕事に必要な資質
- 人と接するのが好き
- 思いやりがある
- 体力はある方
介護の仕事に必要な資格や職歴
介護職員初任者研修を修了しておいた方がいいですが、急いで仕事を始める必要がある場合は、無資格で就職し、働きながら資格を取得することも可能です。
人手不足のところが多く、希望すれば即採用というケースも多々あります。
利用者の家に訪問するために、運転免許証が必要なところもあります。
介護の仕事のおすすめポイント
将来にわたって、安定して長く働き続けることができます。実務経験を積み、様々な資格の取得を目指すこともできます。
社会的に必要度が高く、大変なこともありますがやりがいも大きい仕事です。
介護の仕事を探すならこのサイトをチェック
介護の仕事に興味があるけど、まず何からはじめたらいいのかわからない、という方は、介護職専門のお仕事紹介サイトがあるので見てみるといいですよ。
実際にどんな仕事をするのか、マンガでわかりやすく教えてくれるサイトもあります。いいことばかりではなく、介護の仕事の大変なところもきちんと教えてくれるサイトが良心的だと思います。
資格取得応援制度あり
介護専門求人サイト〜かいご畑〜
キャリアアドバイザーに相談しながら仕事探し
マイナビ介護職
おすすめの仕事No2!コールセンターの仕事
採用されやすい | ★★★★☆ |
---|---|
長く勤められる | ★★★☆☆ |
収入 | ★★★☆☆ |
indeedの調査による、コールセンタースタッフの日本での平均給与(2018/11)
- 時給: 1,234円
- 月給: 224,000円
コールセンターの仕事に必要な資質
- 人と話すのが好き
- パソコン入力が速い
コールセンターの仕事に必要な資格や職歴
特に必要な資格はありません。
電話応対業務の職歴がある人を優遇するという求人もありますが、未経験者も歓迎とする求人も多くあります。
パソコン入力のスキルがあり、電話応対業務の職歴があると採用されやすいです。
比較的若い人が採用されやすいですが、40代以上でも採用してもらえるところはあります。
コールセンターの仕事のおすすめポイント
きれいなオフィスで座ってお仕事をしたい、という方におすすめです。
長く勤めると時給がアップしたり、新人に教える立場に昇格したりすることもあります。
経験者から一言
仕事を覚えるまでがちょっと大変だったり、緊張したりすることもありますが、一度仕事を覚えてしまえばそれ以上難しいことはありません。これほどラクな仕事はない、と言っている先輩も多いですよ。
おすすめの仕事No3!家事代行の仕事
採用されやすい | ★★★★★ |
---|---|
長く勤められる | ★★★★☆ |
収入 | ★★★☆☆ |
indeedの調査による、家事代行スタッフの日本での給与(2018/11)
- 時給: 1,244円
- 月給: 194,000円
家事代行の仕事に必要な資質
- 家事が好き
- 体力はある方
家事代行の仕事に必要な資格や職歴
基本的に資格や職歴は特に必要ありませんが、運転免許を持っていた方がいい場合があります。
さらに、自分の車でお客様の家に出向かなくてはいけない会社もありますので、募集の条件を確認してください。
家事代行の仕事のおすすめポイント
女性ならではのスキルや感性を生かして働き、感謝される仕事です。
健康であれば、かなりの高齢になっても続けられる仕事であるという点もポイントです。
こちらもおススメ!
資格や職歴がなくても、年齢が高めでも採用されやすい仕事は、まだまだあります。
配送の仕事
ネットスーパー、ヤクルトなどの飲料、食材の宅配、ウォーターサーバー用の水の宅配など、女性スタッフが多く活躍している配送サービスがあります。車やバイクの運転をするもの、徒歩でお客様の家をまわるものなどがあります。
調理の仕事
給食センター、スーパー、お弁当屋さん、ファミリーレストラン、食堂等、調理の仕事は常に比較的多く求人募集されています。
離婚後の仕事の探し方
離婚後に仕事を探すためには、いくつかの方法があります。
知人の紹介
まずはすでにその仕事をしている知人に紹介してもらう、という手があります。
あらかじめ、仕事の内容や職場の雰囲気について、知人から詳しく聞くことができるというメリットがあります。また、知人の紹介とあれば、採用される確率は高いでしょう。
やってみたい仕事をしている知人がいるなら、話を聞いてみましょう。案外すんなり仕事が決まってしまうことがあるかもしれません。
ハローワークに登録する
仕事探しの王道は、なんといってもハローワークですよね。
仕事探しの他、失業保険や職業訓練など、仕事に関する様々な情報を得ることもできます。
インターネットで求人検索をすることもできます。
ただ、検索をした後、相談や紹介をしてもらうためには、ハローワークの事務所に行かなくてはなりません。
順番待ちが長時間となることもあり、便利さという点では劣ってしまいます。
インターネットで仕事を探す
今はこの方法で仕事を探すのが主流となってきています。
人材派遣会社
仕事を探している人は、職歴や持っているスキル、資格などを登録します。
派遣会社は、その人に合った仕事を紹介してくれます。スキルアップのための講習を受けられることもあります。
求人情報サイト
派遣ではなく直接雇用の仕事を探すことができる求人情報サイトも多くあります。
パートやアルバイト、正社員の求人情報を、地域や職種で絞りこんで検索できるサイトが多いです。
ネットで仕事探しは安全?
- ウェブサイトの運営管理がしっかりしている
- 個人情報の管理が厳重である
- 正しい情報を掲載できるようチェック体制が整っている
このような、インターネットで安全に利用できる求人情報サイト、人材派遣会社があります。
インターネットの求人情報サイトや、インターネットで登録できる人材派遣会社を利用するには、本名やメールアドレス、電話番号など、個人情報を入力する必要があります。
聞いたこともない会社のサイトに、むやみに登録するのは避けた方がいいでしょう。
スマホアプリで仕事探し
スマホアプリで仕事を探す人も増えています。
転職で使いたいサイトNo.1という調査結果もあるマイナビ転職のアプリにはマッチング機能があります。
気に入った求人が見つかったら「気になる」ボタンをタップします。企業から「興味あり」が来たら応募を歓迎するサインなのだそうです。
選考通過の可能性が高い気になる求人リストをつくることにより、スマートに仕事探しができそうですね。
仕事探しの期間に余裕がある場合
離婚するにあたってすぐに仕事を始めなくてはならない方に、無資格で職歴がなく、年齢が高めでも採用されやすい仕事をご紹介してきました。
上記の仕事は、パートやアルバイト、または派遣社員として時給で働くケースがほとんどです。
それでもフルタイムで働けば、20万円前後の収入を目指すことができ、生活費を稼ぐことはできます。
でも、もっと安定した仕事、収入の高い仕事を求める方もいるでしょう。
正社員、正規職員、専門職を目指したい場合は、それなりの準備期間が必要です。
- 資格取得のために学校や養成所に通う
- 職業訓練を受ける
- 自宅で独学で資格取得やスキルアップを目指す
こんな方法があります。
離婚の時期を遅らせる、実家で半年から数年暮らしてキャリアアップのための勉強をする等、可能な場合は検討してみるといいでしょう。
経理、医療事務、介護事務、薬局事務、ウェブデザイン等、仕事に直結する資格を選ぶことをおすすめします。
自治体の職業訓練について、ハローワークや市区町村役場で問い合わせてみるのもいいと思います。母子家庭向けの職業訓練がある自治体もあります。
短期間で確実に、仕事で通用する資格やスキルを身につけたい場合、学校や職業訓練所に通ったり、通信教育で学んだりすることをおすすめします。
時間的にかなりの余裕がある場合は、独学でもいいでしょう。
仕事探しの体験談
仕事探し体験談・コールセンターの仕事
40代で離婚して、仕事探しをしました。それまでは、自宅でホームページを作成することによって少し収入を得ている他には、一般事務のパートを少しやったことがある程度で、これといった職歴はありませんでした。
仕事を探し始めた時、なんとなくハローワークにこだわっていたんです。なんといっても王道で、信頼できるって感じがして。
ハローワークに行き、事務の仕事を数件紹介してもらいました。ほとんどが書類選考で落とされ、1件だけ、面接までこぎつけました。採用予定1人に対して、6人の応募があると聞いて、無理だろうなと半ばあきらめの気持ちになりました。面接会場に行くと、リクルートスーツをスマートに着こなした若い人たちに囲まれ、無理だろうな…という気持ちはますます強くなったことを覚えています。そして、結果は…やっぱりだめでした。
覚悟はしていましたが、不採用が続くと、さすがに落ち込んできます。
「私は社会から必要とされていないんだ…」
そんな気がしてきてしまうんです。実家で両親とのトラブルも続いていた時期でしたから、夜は眠れないし、食欲はないし、このままではうつ病になってしまうんじゃないかと思ったこともありました。
その後、事務の仕事を探すのはあきらめ、ファミリーレストランでアルバイトをしたり、在宅の仕事を頑張ったりしました。
引越した後、すぐにまた仕事を探しました。ハローワークで紹介してもらった仕事は、また何件も書類選考で断られました。履歴書を何枚書いたことか…。この年で仕事を探すこと自体無謀なのかとも思えてきました。
ハローワークにこだわっていた私でしたが、ある時スマホで見た広告から、インターネットの求人情報サイトに行ってみました。地域や職種で検索してみると、自分にもできそうなたくさんの仕事が紹介されていたので驚きました。
でも年だし、きっとまたダメだろう…という気持ちでしたが、試しに2件、コールセンターの仕事に応募してみました。スマホで名前や電話番号を登録するだけ。ハローワークでばかり仕事を探してきた私にとっては、簡単すぎて拍子抜けするぐらいでした。
驚いたことに、その日のうちに、というかもう2時間後には、1社から面接の連絡がきたんです。ちなみにもう1社からは、翌日に、書類選考で落ちた旨、メールで通知が届きました。
履歴書を書いて、数日後に面接に行きました。
面接では、パソコン操作が得意なことや、土日も働けることをアピールしました。2~3日後に、電話で結果を知らせてもらえるとのことでした。
採用してもらえる自信はまったくありませんでしたが、電話で「当社で採用ということになりました」という連絡をもらいました。飛び上がるほどうれしくて、「ありがとうございます!」と担当の方に心からお礼を言いました。
仕事探しの苦労をいやというほど味わったので、できるだけ早く仕事を覚えて、長く勤められたらと思っています。
インターネットの求人情報サイトでの職探しは、なんといってもスピーディーで、簡単にできるのがいいですね。そして実際、ちゃんとした仕事が見つかるということもわかったので、人にも勧めたいです。(40代女性・コールセンター勤務・当ブログの運営者konohaの体験談です)
仕事探しの第一歩を踏み出そう
離婚した後の女性の生活を助けてくれる社会制度はいろいろありますが、健康な場合はやっぱり「働く」ことを真剣に考えなくてはいけません。
資格や職歴のある方はあまり心配いらないと思いますが、私のように特に何もない女性が40代で離婚、というケースでは、仕事探しで本当に苦労してしまいます。
あまり仕事のえり好みはできませんし、応募しても何件も断られることは、あらかじめ想定しておいた方がいいです。いちいち落ち込んでいたら、ココロがもちませんから。
職歴のあまりない、年齢が高めの女性でも採用されやすい職種に絞って、あきらめずに探せば、きっと仕事は見つかります。
仕事が見つかり、生活していくための収入を得られる目途がつくと、本当に心からほっとしますよ。
そのためには、行動あるのみです。
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40代で離婚する女性が仕事を探すのは大変だけど道はある
私は、40代で離婚しました。その時大変だったのは仕事探しです。 それまでに一般事務のパートなどをした経験はありましたが、仕事探しでアピールできるような能力や資格はありませんでした。 応募しても書類選考 ...