離婚後、シングルマザーが子供と暮らしていくための毎月のお金の事。
前回は住居費についてお伝えしましたが今回は生活費の中の食費についてです。
シングルマザーでなくとも、生活費において、一番抑えることが出来るところは食費ではないでしょうか。
ですが、子供が小さかったり、育ちざかりだったりしたら、やはり少しでも体にいいもの、安心な物を与えたいと思うでしょうし、成長のためには量もそこそこ必要です。
と言う訳で今回は、食費の節約術や、行政や地域のサポート等を利用して生活費を抑える方法を考えてみましょう。
生活費の節約術は買い物の仕方にあり
毎日の献立を考えるというのは、意外に労力と時間がかかる作業です。
しかも献立を考えた上で買い物に行ってしまうと、そのメニューにあった材料を買わなければいけません。
そこで、こんな解決法はどうでしょうか。
そこでまず、一週間分のメインのおかずとなる肉と魚の特売品を買いましょう。
そこからメインのメニューをざっくり決めてしまいます。
メインが決まれば後は野菜などを選べばいいので、楽になりますね。
そしてなるべく買い物にはクレジットカードカードを持っていかずに、一週間分の予算の現金を握りしめて行くのがいいでしょう。
買い物の仕方で、時短と生活費の節約の両方について工夫できますね。
副菜を工夫することで平日の時短に
忙しいシングルマザー家庭、夕食の支度にかかる時間は少しでも減らしたいですよね。
でも、食卓に『メインのおかず一品とご飯』だけだと、少し寂しいですし、栄養面での偏りも気になります。
そこでもう一品欲しいところですが時間はない! という方にこんな解決法はどうでしょうか。
きんぴら系は色んな野菜でバリエーションがつけられて便利ですし、青菜系は調理後小分けに冷凍すれば食卓の彩りにも役立ちます。
ミールキットを利用する
作り置きも大変、メニューを考えるのも面倒、なんていう究極に疲れているときももちろんあると思います。
そんなときはミールキットを利用してみてはいかがでしょうか。
最近は、ステイホームもあり、様々なサービスの種類が出てきています。
メニューに合わせた食材を自分が調理するものから、カットした野菜が入っていて自分は包丁も握らなくてもいいというような楽ちんなサービスまであります。
自分で頑張れればもちろんそれがいいのでしょうが、月のうちで毎週買い物に行って週末は副菜を作るとなると、お出かけもできなくなるので、ストレスが溜まりそうです。
ミールキットサービスは大体は宅配サービスになるので、月のうちこの週はミールキット、この週は、自分で頑張るなどと決めてもいいでしょう。
中にはスーパーで買えるミールキットもありますので、急に疲れた! と感じたときには利用してみてはどうでしょうか。
ミールキットのサービスの代表的なものとしては、「KitOisix(キットオイシックス)」があります。また、生協の「パルシステム」もミールキットの宅配が充実しています。
ミールキット
KitOisix(キットオイシックス)
パルシステム
親の仕事の都合によってはこども食堂の利用も
こども食堂というサービスは、シングルマザーなどの親の就労のため一人で食事を取らなければならないこどもの為に安価で食事を提供するものです。
また、こどもだけではなく、地域で孤立しがちな高齢者または若者、一人親世帯まで幅広く利用が出来るようです。
値段については様々で、無料から300円程度と利用しやすい設定になっていますが、大人が一緒に利用する場合は値段が高くなる場合が多いようです。
もちろん金額的にもメリットはありますが、親の就労時間帯によっては、孤食になってしまう子供の居場所を作れる『こども食堂』はお金では買えない価値もありそうです。
最近は、コロナの影響もあり、人が集まる事が難しくなっているので、料金は安価のまま宅配してくれる『こども弁当』のサービスを行う施設もあるようです。
時代に合わせて柔軟に対応してくれるこのようなサービスは大変有り難いですね。
子ども食堂について
フードバンクでは食材を無償提供
フードバンクというと、児童養護施設や母子家庭シェルターなどの施設へ食材を無償で配布するサービスが多いのですが、中には個人家庭への無償配布するサービスを行っている団体もあるようです。
一度自分の行ける範囲でフードバンクを行っている所があるか探してみて、気軽に問い合わせしてみるといいでしょう。
フードバンクで提供される食材は主に寄付で成り立っているので、自分の好きなものがあるかとうかは分かりませんが、無償で食材が頂けるのは家計には大変助かりますね。
フードバンクについて
まとめ
シングルマザーの家庭ではとにかくやる事が多くて、食事の事だけを考えている訳にはいきません。
時間を短縮しつつ、費用も抑えてというのが理想ですが、疲れた時にはミールキットやこども食堂を利用するなどして頑張りすぎないようにする事が継続の秘訣のやうな気がしますね。